学校日記

明智光秀とフナ寿司

公開日
2015/12/06
更新日
2015/12/06

校長室から

「失神するほどくさい」とも言われ、好き嫌いがはっきり分かれる滋賀特産の「ふなずし」が、海外に飛躍しようとしているとヤフーで紹介されていました。滋賀県や県内の製造者が東南アジアでセールスに乗り出したところ、意外に好評だったそうです。

これはうなづけます。このフナ寿司、元来はすしの最も古い形である「なれずし」の一種であるとされ、これは、東南アジアの山岳地帯で生まれたもので、魚や肉を発酵させ、保存する料理だったそうです。これが稲作とともに日本列島にもたらされたと考えられているのです。だから東南アジアで好評なのもわかります。

フナ寿司で思い出すのが明智光秀です。織田信長が徳川家康を安土城でもてなした時、明智光秀が接待役に任命されたのです。そこで光秀は何を宴会に出そうか考えに考えたのです。そして郷土料理のフナずしを思いついたのです。(少なくとも光秀にはおいしく感じたのです)ところが宴会に出したところ、信長は「こんな腐ったものが食えるか!」と激怒し、光秀を足蹴にしたのです。これを恨みに思った光秀が、後に本能寺の変を起こしたとも言われているのです。(その他にも領土問題などもあったんですが・・・。)

保護者の皆様の中でフナ寿司、食べられた方はみえますか?味はどうでしたか?