学校日記

心まで冷えてしまった時は、暖かい音楽で:「ありがとう」

公開日
2015/12/29
更新日
2015/12/29

校長室から

一人の保護者の方とお話させていただきました。校長です595「いつも隣には」で当時には携帯がなく、待ち合わせでうまくいかなかったことを書いたのですが、これで若い頃を思い出され、東京渋谷のハチ公前で彼と待ち合わせされたそうです。待てど待てど彼は来ず、その内、雪も降り始めそれでも、彼が遅れてきてもわかるように、そこで待ってみえたそうです。そして3〜4時間が過ぎたそうです。寒さと悲しさに耐えながら、それでも彼を待ったという話を聞きました。結局、会うことができず、淋しく寮に帰り、公衆電話から彼の自宅に電話し、そこで初めて繋(つな)がったそうです。待ち合わせの場所が違っていたことがわかったそうです。

今のこの時まで鮮明に覚えてみえるということは、よほど、辛くて悲しかった体験だったのでしょう。こんな時、こんな曲を聴くと、きっと暖めてくれると思うのです。

  「ありがとう」:いきものがたり

人は思い出に生きる
あなたの夢がいつからか 二人の夢に変わっていた
今日だっていつか 大切な思い出、青空も泣き空も晴れ渡るように

ありがとうって伝えたくて あなたを見つめるけど
つながれた右手が まっすぐな思いを不器用に伝えている

※写真は渋谷ハチ公です。当日もこんな雪だったのでしょうか。