学校日記

三学期始業式より 【君たちへの想い】

公開日
2016/01/07
更新日
2016/01/07

校長室から

新年になり、今の想いを聞いて下さい。3年生諸君にとってみれば、正月を過ぎたならいきなりゴールが見えてきた感じでないでしょうか。12月と1月では入試の感覚が雲泥に違います。もう、『突っ込むだけ』という感じではないでしょうか。
そして、もうすぐ期末試験です。3年生諸君に、もう頑張れとは言えません。それより身体には十分注意して無理しないでくださいと伝えたいです。

さて、3年生諸君は今まで本当によく頑張ってきました。一人一人が自分の力を伸ばしていると思います。この流れを受け継ぎたい為に、今日は1・2年生諸君に進学に対し3つのお願いがあります。3年生諸君も思い出して聞いていて下さい。

一つ目は学習です。今の3年生が変わったのは2年3学期から始めた新研究が実に大きいと思うのです。昨年の終業式にも言いましたが、忘れ物のの8割は新研究だったということです。どうしても出そうと誰もが思ったということです。それと、その内容、紙をはり何度も覚えようとした吉村さんの新研究の話もしました。是非、同じ流れでお願いします。

家庭学習だけではありません。もちろん授業中の態度もそうです。一度、茶茶について、ここで説明したのですが、茶茶を入れ自分なりの授業参戦が結局はお子様ランチだと言うことに気付いていただきたいです。そしてそれはさらにクラスには大きなマイナスだということも忘れないで下さい。茶茶がクラスの緊張感を食ってしまうのです。緊張感のない練習が身と成るかどうかは君たちが一番知っていることで、学習でもまったく同じで緊張感のない授業が君たちを伸ばすとは思えません。授業での集中、大切にしていただきたいです。

二つ目は部活です。部活で頑張った根性と体力は部活引退後にものすごい力となります。頑張って下さい。これはあまり具体的には言えませんが、高校は個性ある生徒、腕に何かをもった生徒を求めています。例えば吹奏楽部が県・東海大会に出たとします。すると、このメンバーには特権ができるのです。部活、みんなで頑張りなさい。それが自分のためです。県大会出場なんてすごい急行券です。これが東海・全国大会となると急行券から特急券となるのではないでしょうか。部活動で頑張っているとそれを評価してもらえることもついてくるのです。でも、あくまでもそれが目的ではないです。

三つ目は欠席日数と遅刻日数です。これは私学でも公立でも本当にネックとなるものです。大抵は遅刻2回で欠席1回と計算されると思います。新しい年となり、生徒諸君に特にお願いしたいのはこの欠席なんです。簡単に学校を休むなと言うことです。本校、少し多すぎです。今、何らかの病で学校に来られてない生徒もいます。これを簡単に考えてはいけません。義務教育までは進級もできるでしょう。しかし、高校では欠席・遅刻日数という数字で進級できるかできないか決まっているのです。すると残された道は怠学か留年なんです。中学3年までに治すことが要求されているのです。

「学校に来られない生徒は本人の意志で来るまで待ちましょう」そんなの待っておられません。それこそ卒業してさよならではないでしょうか。来られない理由は多くあるでしょう。その理由の否定は決してしません。取り払えるものは取り払い、歩きやすいように全力で援助します。歩む力のない生徒には一緒に歩みたいと思います。特別に勉強を教えることなども行います。でもそんな君にひとつ、ひとつだけお願いがあるのです。「自身一人でも生きていく力を付けて下さい」です。

3年生諸君の吉報を心より待っています。頑張ってきて下さい。