学校日記

岐阜と愛知の教育現場の違い

公開日
2016/01/21
更新日
2016/01/21

校長室から

岐阜から愛知に通い、随分違うなと思うことがあります。今日は教育現場で書いてみます。
まず、岐阜の中学生のほとんどはジャージで休暇を過ごしています。スーパーに行ってもお母さんと一緒に買い物に来ている姿はほとんどがジャージ姿です。それも胸と言うよりお腹の所に大きく名前がどーんと入っています。一文字は視力表の一番上の大きさぐらいです。

それと、岐阜の中学生はみんなヘルメットを日曜日でもかぶっています。聞けば「中学生は義務だそうです」塾に行くにも、買い物行くにもヘルメットをかぶっています。高校からはかぶらなくなるそうです。

部活動のシステムが随分違います。まず、保護者の当番まで決まっているのです。何をやるのかというと、お茶を出したり、事故があったなら病院に連れていたりするそうです。昔、サッカー部の顧問が話してくれました。岐阜の本巣中まで練習試合に行ったなら、最初にペナント交換があり、ペナンとなんてもっておらず恥をかいたと。そして、けんちん汁が作られており、みんなで頂いてきたと、これは喜んでいました。岐阜の保護者は部活の車当番も決まっており、案外、拘束されるのです。強い部などは遠征で保護者も大変だそうです。

まだあります。岐阜県と愛知県の中学校で違うことに長期休暇があります。岐阜県は休みが愛知県に比べ少ないです。夏休みに入る日も愛知県より遅いです。年間で冬休み、春休みも入れて4〜5日間ぐらい違わないでしょうか。

それと離任式を3月に済ませている学校が多いです。岐阜県は教員が全県下異動です。従って、戻ってこれる距離ならいいのですが、飛驒の山の中に異動されたとかになるともう離任式には帰ってこれないので、3月にやる学校があるのです。そのために、生徒は春休みに出校しなくてはいけないのです。ついでに、この全県下異動って本当に大変で、単身赴任などもあり、教員住宅なども用意されているのです。若い時に行かされるようです。または管理職前にも送り出されるそうです。今日は岐阜県と愛知県の教育現場の違いを書いてみました。

※写真は愛知の女の子です。