学校日記

校長です・・・、校長です 622 【雪降りの日 彼女の大妄想】

公開日
2016/01/25
更新日
2016/01/25

校長室から

校長です。辺り一面、雪景色です。
校長です。夢見る彼女、今日も愛の大妄想です。

校長です。『真っ白!純粋な私みたい』
校長です。真っ先に彼にラインで教えたくてウズウズです。
校長です。『おはよ〜、雪、降ったよ!』
校長です。『寒いね〜』と。
校長です。教えてもらわなくても外見れば誰でもわかると思います。

校長です。彼女、元気に家を出発です。
校長です。ふと彼女、立ち止まり後ろ振り返ります。
校長です。そこには彼女の足跡だけがあります。
校長です。『彼と二人で歩けたら素敵だろうな』
校長です。『どうしてこんな時あなたはいないの』
校長です。こんな時でなくても、いつもいないと思います。

校長です。『いつかは相合い傘したいな』
校長です。『彼、優しいのでこう言うの』
校長です。『肩が濡れるから、もっと寄れよと』
校長です。『う〜ん、恥ずかしい』
校長です。確実に彼は傘の外に押し出されていると思います。

校長です。『よ〜し、彼と私のミニ雪だるま作っちゃうぞ』
校長です。『無茶、手が冷たい〜』
校長です。『彼と私の雪だるま』
校長です。『もっと彼の方にもたれかけさせてと・・・。』
校長です。『これで二人の愛はできあがり』
校長です。愛する前に、溶けて流れていると思います。

校長です。『彼を見たら雪玉をぶつけるの』
校長です。『彼、驚くかな』
校長です。『やったな〜と投げ返してくれるの』
校長です。『これって、愛のキャッチボール?』
校長です。どう見ても嫌がらせにしか見えないと思います。

校長です。『雪に彼の名前書いちゃおう』
校長です。『ついでに私の名前も隣に書いておこう』
校長です。『これで、二人は燃えるわ』
校長です。燃える前に凍死すると思います。

校長です・・・、校長です