学校日記

沖縄本島に初めて雪が降りました 「南の島に雪が降る」の映画を思い出しました

公開日
2016/01/25
更新日
2016/01/25

校長室から

「南の島に雪が降る」は古い時代の映画のタイトルです。日本の兵隊さん達を慰安するために加藤さん達が中心となって立ち上げた劇団の物語です。当時のニューギニア島は主力部隊から脱落し見放され、救援物資も届かない最果ての地で、戦友たちは飢えとマラリアでバタバタと死んでいったのです。いつ戦争が終わるかもわからない、希望が全くない、そんな中、上官の命令で加藤さん達は一つの劇を行いました。

舞台では、紙の雪を降らせ、客席から毎回、どよめきと歓喜の声があがったそうです。ところが、ある日の公演で、いくら待ってもシーンとしていて、不審に思って舞台の袖からのぞいてみると、数百名いた兵隊が皆、涙を流していたのです。聞いてみると彼らは東北の部隊だったのです。この感動を映画化したのが「南の島に雪が降る」です。

ところで沖縄本島に初めて雪が降ったのです。沖縄県北部、名護市で24日午後10時半頃から15分間、「みぞれ」が観測されました。「みぞれ」は「雪」として扱われるため、沖縄本島で雪が観測されるのは観測史上初めてになるそうです。(沖縄県としては2回目)

まったく関係ありませんが、映画「南の島に雪が降る」のタイトルを思い出しました。