校長です。バレンタインディが近付いています。
校長です。夢みる彼女、この日を待ってました。
校長です。大妄想しながらチョコつくりです。

校長です。『今年こそは彼の気持ちゲットするわ』
校長です。『去年は恥ずかしくて彼に渡せなかったけど』
校長です。『なんて純情だったんだろう』
校長です。昨年、4・5人に配りまくっていたと思うのですが。

校長です。夢みる彼女、チョコ作りに必死です。
校長です。『まず、チョコを溶かします』
校長です。『いやん〜愛が溶けていきそう』
校長です。『待っててね。すぐ固めてあげるから』
好著です。『あなたがどこにも行けないように♪』
校長です。アナタが言うのはプロレス技「逆エビ固め」ですか。

校長です。溶かしていろんな形にするのです。
校長です。『いや〜ん、ハートが薄すぎる』
校長です。『これでは、二人の愛に亀裂が走るわ』
校長です。『何回でも、やり直し』
校長です。あの〜手はしっかり洗ってあるでしょうか。

校長です。できあがりです。
校長です。『できた！できた！』
校長です。『腕に腕を振るったんだから』
校長です。『味はどうかな、ペロリ』
校長です。『おいしい！』
校長です。当たり前です、板チョコを溶かしただけですから。

校長です。他の女の子も彼に作っているという情報です。
校長です。『手作りと言ってもたいしたことないわ』
校長です。『高々、森永の板チョコ溶かしただけじゃん』
校長です。『絶対、私の方がおいしいわ』
校長です。そう言うアナタは明治の板チョコ溶かしただけです。

校長です。彼、二人からもらいそうです。
校長です。『どちらかを選んで下さい』
校長です。『どうぞと二人、同時に出すの』
校長です。『彼の手が私のチョコにさっと来るの』
校長です。『そして私の前で、バリバリ食べて言うの』
校長です。『今までこんなおいしいのは初めてだよ』と。
校長です。あの〜、明治の板チョコなんですけど。

校長です・・・、校長です。