学校日記

組み体操タワーの素晴らしさと怖さ

公開日
2016/02/20
更新日
2016/02/20

校長室から

今、話題の組み体操のタワーですが、外から見るとすごいなと思われるでしょうね。現にすごいことやっていると思います。これでどこが一番、大変かわかりますか。3段目です。6人で4人を乗せるからです。では下の生徒はというと、人数で割ると、そんなに負担ではありません。2段目の12人は6人と4人で10人、12人で10人を乗せるわけですが、足と手の4点でしっかり支え、背中上部に負担がきます。また動きも要求されません。問題の3段目は下がぐらつく中、肩の上に人を乗せ、(足だけの2点支え)両足しゃがんだところから立つ動きまで要求されます。どう計算しても事故が起きても不思議でない状態だと思います。

では下は大丈夫かとなると話が違ってくるのです。下は上が落ちてきたならこれはすごい衝撃になります。では、上は大丈夫かとなると高いところから落ちれば落ちるほど、衝撃はすごいのは誰でもわかることです。どの段でも被害には十分遭いやすいのです。

さらに言うと、落ちてきたなら補助の先生が抱き上げると言いますが、このタワー、おそらく中へ崩れると考えられます。3段目が立つ時、中心に向かって引っ張られるからです。
『やったことある方しか、この危険さはわかんね〜だろうな』と思い、今回の決定に非常に興味をもっています。(校長)