学校日記

卒業生を送る会 校長より

公開日
2016/03/01
更新日
2016/03/01

校長室から

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卒業生を送る会では3学期の3年生との思い出を話させていただきました。

12月22日 終業式後、出張に出かけようと門で友達の校長先生の車を待っていた。その時、3年生の多くの子達が各教室から手を振ってくれた。普通、上からの声かけは禁止であるが、本校の子は素直な気持ちで声をかけてくれる。ある面、嬉しく感じた。

2月9日 私学合格通知が届いた。井石君が待望の高校合格をした。担任の先生に聞けば本当に奇跡的な成績の伸びだったそうである。どうしても高校で棒高跳びで、飛びたいと感じた彼の思いや夢が彼を成長させたのだろうか。

2月15日 生徒討論会が行われた。やはり3年生は旅立つという気持ちがどこかに感じられた。意見を述べる代表生徒から「宮田中学校をよろしくお願いします」という気持ちが随所に伝わってきた。

2月17日 音楽室を覗くと3年4組の生徒達が「旅立ちの日」を歌っていた。この歌を聴くといよいよ卒業式だなと感じる。何故か胸が締め付けられる気分になってきた。早々音楽室を出た。

2月18日掃除中に歩いていると、いきなり伊藤尚紀君と古田麗君に「写真を撮って下さい」と言われた。これには驚いた。彼等はそんなキャラクターではないゆえ、何を求めたのだろうかと考えた。今まで話す機会も少ない二人ではあるが、もっともっと話しておけば良かったかと反省させられた。
 
2月19日公立推薦合格発表があった。川崎優君におめでとうと手を出すと、両手で握り返してくれた。1年生からの出来事を思い出した。こちらこそ「ありがとう」と礼を言うところが多かった彼である。

2月25日 松崎七海さんと山川梨緒さんと門で話した。「先生、ありがとう」と短い挨拶だったが、これが彼女達との最後の会話となるのではないだろうかと思った。生徒達もわかっているようで、一人一人からサヨナラの言葉が近付いている。

さて、いよいよ卒業です。一緒にこの宮田中学校の門をくぐったのに、君たちの方が先にでていくのですね。どうか、みなさん、元気で、元気でいてください。辛いときはホームページ見て頑張っていた自分の姿、探してみてください。その顔は笑っていませんか。みなさんなら、また、頑張れると思います。みなさん、さよなら。

 平成28年2月29日 宮田中学校校長 飯沼元康