学校日記

卒業式を振り返り (2)

公開日
2016/03/05
更新日
2016/03/05

校長室から

答辞の伊藤準之助君、目の前で答辞を読んでくれたのですが、ずーっと手が震えていました。何度も全校の前で話している彼でさえ緊張しているんだとわかりました。立派な答辞、ありがとうございました。

「仰げば尊し」この曲はさすがに保護者の方には人気抜群です。ここで多くの方が、ハンカチを手に取られていました。もっとも、最前列に朝、一番に乗り込んでみえた伊藤さんや野村さんは卒業生入場から涙ダーダーでした。それでもって、うつむいたままで一番前に座った意味がないとです。(おぃおぃ)

卒業記念合唱曲は2曲ありました。1曲目は「大地讃頌」でした。保護者の方でも知ってみえる方は多いと思います。それは合唱コンクールを体験された年齢が保護者の方にも増えてきているからです。

2曲目は何度もホームページで紹介させていただいた「旅立ちの日に」でした。この前に井上涼帆さんがマイク持って話すのですが、彼女はいろんな感情をぐっと抑えて最後まで話しました。(ある意味、校長より立派でね〜か。おぃ!)彼女の何事にも真剣に正面から付き合う態度を誰もが認めているのでしょうか。彼女の一言一言で多くの生徒が涙しました。川崎君は一番前で背が高く、来賓席からまる見えで、そこでわんわんと泣き始めると、来賓の方もたまったものでなくもらい泣きです。
「旅立ちの日」はいいですね、何度聴いても・・・。この曲を作った2人の先生が立派!

最後は「栄光の架け橋」の曲で退場していきました。「さぁ行こう、迷わず進めばいい、栄光の架け橋へと」その通りです。夢を追いかけ、振り返らずに進んでほしいものです。

最後になりますが、おそらく、これで9割の生徒はもう会えないと思います。嬉しい、喜ばしい卒業式でもありますが、悲しみもそれと同じ分だけはあると思うのです。家族と同じ気持ちで接していますので、悲しみは抑えきれません。子供達と別れる辛さは何事にも代えられません。でも門出、門出!背筋伸ばして、顔上げて、もう次の子供達も入ってきます。
 
卒業生に幸多かれと心より祈ってます。(校長)