推薦を口にすることって、将来の夢を語ることなんだよな
- 公開日
- 2016/03/12
- 更新日
- 2016/03/12
校長室から
広島県の中3年の男子生徒の自宅で自殺した問題で「志望校の推薦を出せない」の一言が大きく取り上げられています。その理由が万引きでありましたが、それも間違って伝わって記載と・・・。全部の事実がわかりませんのでなんとも言えませんが、とにかく亡くなられた生徒さんのご冥福をお祈り申し上げます。
推薦、これには生徒はものすごく期待します。期待というより夢の世界かも知れません。子供達に夢を語れる人になりなさいと言うのです。この亡くなられた生徒さんは将来に対し初めて夢を語ったかもしれません。これが担任により「NO」を伝えられ悔しかったと思います。
確かに一人でも多くの生徒を推薦してあげたいのですが、推薦の基準となると「他の生徒の規範となり」と冒頭に来るのです。さらにはその学校の求めるレベルもあります。高校側も入ってついていけない生徒を送っていただいても、その子が苦しむのがわかるだけに慎重でしょう。
職員と話し合い、とにかく推薦希望を出してきたなら、担任で判断するのでなく、全員もらおうと。そして推薦委員会で討議してダメかどうか決めましょうとしました。多くの職員で見れば、見られない部分も見えてくるかも知れません。また、今回のような事件も未然に防げると思うのです。
もし、夢が与えられない結果となっても、多くの先生で話し合ったとなれば生徒に説明がつくと思うのです。夢を消すときはそれなりの覚悟と課程が大切と改めて考えさせられました。(それと次への夢を見つけてあげなくては・・・。それと勇気を与えてあげることかな・・・。)
それと、ここの学校は1年の時からの問題行動で×にしていましたが、子供は間違うものです。間違いながら勉強していくのです。これは各校の事情により違うのですが、本校はその子の可能性を信じたい。一人一人を大切にしたい。これを基本として対応していきたいですが、他校との比較になってしまうといけませんのでこれ以上は書けません。(ただ1年の×を3年まで引っ張ると、3年間、夢語りにくくないかな・・・。)
いずれにせよ、マイナス部分で討議するより、生徒諸君、伸びてこい、伸びてきてください!勉強でも、部活でも、行動でも!プラス面で推薦を語り合いましょう。(校長)
※写真が合ってないんじゃないの・・。いいんや、いいんや、これで。夢があるじゃん!