学校日記

親の気持ち、犯人にはわかるまい

公開日
2016/03/29
更新日
2016/03/29

校長室から

  • 1436247.jpg

https://konan.schoolweb.ne.jp/2320018/blog_img/60738011?tm=20250203120257

2年前に行方不明になった埼玉県朝霞市の女子中学生が保護された事件で、女子生徒の父親が記者会見され、その内容が今朝の中日新聞に載っていました。

病院に駆けつけると、車いすに座っていた娘さんが気が付き手を振ったそうです。そして父親が歩み寄り「頑張ったね、お帰り」と声をかけると、小さくうなずいたそうです。
お父さんの話によると体調には大きな問題はなく、体形もほぼ変わっていないが、身長は5センチくらい伸び、月日の流れを感じられたそうです。

父さんの気持ち、同じ娘をもつ親としてよくわかります。泣き出したくなるような嬉しさと、憎くてしかたがない犯人への気持ちが、心の中で入り交じり、それでもこれから、失った2年間を家族みんなで取り戻して行かなくてはという父親としての責任感、凛として立派なお父さんです。マスコミも彼女を追いかけるも期限を切って、普通の家庭に戻してあげることを切に希望します。

それと、世間ではおかしなもので、マネしようとする者も出てきます。その対応も考えて行かなくてはいけません。生徒には機会を設けて話していきたいと思います。

追 伸
女子生徒さん、生徒手帳を「逃げられたときに身元証明に役立つと思い、捨てられないように隠し持っていた」と話していました。