忘れられない出来事
- 公開日
- 2016/05/03
- 更新日
- 2016/05/03
校長室から
数年前のある風呂屋に行った時の話です。小さな3・4歳の男の子がお風呂で遊んでいたんです。何にでも好奇心あるようで、お湯が流れ込んていくところを触って遊んでいたんです。微笑ましく見ていました。
突然、「そんなことしたら、湯が流れてこんぞ!」とお叱りの言葉が遠くの年配の方から飛んできました。確かに巡回しているお湯みたいです。小さな子がその意味はわからないと思うのです。日本語さえ理解できるかどうかの年だったのです。でも、男の子は今やってることはいけないことだとわかったようで、すぐに止めました。
ところが、今度は若い父親が「誰だ言ったのは」と出てみえたのです。一触即発の危険が感じられました。「まだ子供だぞ!」と怒鳴られる若い父親。相手の男性は「優しく言ったつもりだが」と言われました。どうしようと思って見ていました。何かあったなら止めに入らなくてはと準備していました。『やれやれ、ふるちんでけんかの仲裁か・・・』と。
せっかくのお風呂気分がぶっ飛びました。周りの方も緊張されたと思います。幸いにも年配の方が引かれて、出て行かれましたのでこれでなんとか終わりほっとしました。
自分が若い父親ならどう言っただろうなといろんなことを考えお風呂を後にしました。
※写真はイメージです。本文とはまったく関係ありません。