家康と秀吉の間で交わした「陣羽織の約束」
- 公開日
- 2016/05/08
- 更新日
- 2016/05/08
校長室から
日曜日の真田丸、見応えありました。秀吉がライバルの家康に大阪城に上洛(じょうらく)させ、嫌、していただき、前日にお芝居をお願いするところでした。
天正14年(1586年)10月26日、家康は大坂に到着、豊臣秀長さんの家に宿泊したのです。その夜には秀吉本人が家康に秘かに会いにきて、改めて「家来になってくれ!」と求めたのです。
これで翌日の10月27日、家康は大坂城において諸大名の前で秀吉に従うことを表明したのです。この時、家康は、秀吉が着ていた陣羽織(じんばおり)を「私にください」と言い出し、、今後、秀吉が陣羽織を着て合戦の指揮をするようなことはさせないという意思を示し、忠誠を誓ったのです。実はこれも秀吉のお願いしたお芝居の一つだったのです。秀吉は戦わずに勝利する武士としてここまで駆け上がってきた戦国大名です。やはり、駆け引きが並でなかったということです。本日の真田丸、興味津々です。
※写真は家康が上洛した大阪城です。