学校日記

辛い中でも,勇気を与えることもあるんだ

公開日
2016/05/14
更新日
2016/05/14

校長室から

朝日新聞デジタルに載っていた文章を紹介させていただきます。

「のみ水ありがとう がんばるけん」
避難所になっている熊本市立江南中学校のグラウンドに、白線で書かれた感謝のメッセージだ。支援物資を送ってくれた人たちに伝えようと、高校2年の米村律紅(りこ)さん(16)ら避難中の子どもたちが書いたものです。

16日未明の「本震」の後、同校には車中泊の人も含めて約2千人が避難されていたのです。水や食料がほとんどなくなり、米村さんらが同日昼、「のみ水ください」とグラウンドに書き、画像をツイッターに投稿されたのです。

投稿を見た人たちが次々に物資を届けに来られ、18日にはペットボトルの水やカップ麺、紙おむつなどで保管場所がいっぱいになったそうです。

他の避難所にも物資が届くようにと、米村さんは元の投稿を削除されました。代わりに熊本弁でお礼のメッセージをグラウンドに書いて投稿されたのが、「のみ水ありがとう がんばるけん」でした。「すぐにたくさんの支援をもらったので、私たちもがんばりますという気持ちを伝えたかった」そうです。何だか、心温まる、勇気をもらった文章と写真でした。みなさんに伝えたくて載せました。
              森下東樹氏撮影の写真;鎌田悠氏の文章より引用