フォークを聴こう【オリビアを聴きながら:尾崎亜美】
- 公開日
- 2016/06/25
- 更新日
- 2016/06/25
校長室から
「オリビアを聴きながら」は、尾崎亜美さんが作詞・作曲をして杏里さんに提供された曲です。歌詞が強烈です。何と言っても山場は2番の
「夜更けの電話 あなたでしょ 話すことなど 何もない」だと思うのです。この部分がいつまでも残っているのです。
これらの歌詞を並べて、表面だけで解釈していくと、なんと冷たい女性だと思いがちになります。歌詞を少し紹介してみます。
「お気に入りの唄 一人聴いてみるの」
「オリビアは淋しい心 なぐさめてくれるから」
「出逢った頃は こんな日が来るとは思わずにいた」
「Making good things better」
「いいえ すんだこと 時を重ねただけ」
「疲れ果てたあなた 私の幻を愛したの」
■:別に好きな人ができたのでしょうか。私の幻を愛したのとは裏にはどんな意味があるのでしょうか。『わたしはそんないい人でない』『二股かけていたの、ごめん』となるのでしょか?
「眠れぬ夜は 星を数えてみる」
「光の糸をたどれば 浮かぶあなたの顔」
「誕生日には カトレアを忘れない」
「優しい人だったみたい けれどおしまい」
■:この「けれど」が何を意味するのでしょう。自分からさよなら言っているのでしょうか。それもわからないのです。そして山場に近付いていくのです。
「夜更けの電話 あなたでしょ」
「話すことなど 何もない」
■:ただ、このオリビアを聴きながらのオリビアとはオリビア・ニュートン=ジョンの事なんです。オリビアの曲は失恋ソングが主なんです。と、言うことは、彼女はこの恋に破れ、「あなたなんかもういい」「もう私の前に現れないで」「もういいの」「もう絶対振り向かない」という女性独特な感情をそのまま歌詞にしているのではないでしょうか。
■:だとしたら、男からの電話の内容は
「ごめん、もう一度やり直そう・・・」となるのです。
そして、「私の幻 愛したの」は『なんでこんな私に好きと言ったの』『良いところばかり見て好きだといわないで』となるのではないでしょうか。
女性が解説した方が正しい答えがでるのかも・・・。