部活を強くするためには: 負けてしまった顧問の先生へ
- 公開日
- 2016/07/12
- 更新日
- 2016/07/12
校長室から
顧問の辛さ、それは計り知れないものがあります。顧問をやって初めてわかるものです。チームとしては2年間と4ヶ月で結果を出さなくてはいけません。毎年、毎年の戦いにプライドも指導力も踏みにじられる思いさえするものです。負けて、どん底の先生方、話を聞いてもらえないでしょうか。部活を強くするためにどうするべきかを。説得力出すためにあえて言いますが、管内、西尾張、県などで100本以上の優勝旗を手にしてきた私の話を聞いてもらえないでしょうか。
□:負けたなら同じ練習するな。何かを取り入れよ!
今までと同じ練習していたなら、来年、また負けに行くだけなんです。練習で違うことやって相手より上に出るのです。メニューは他校でやっていることにアレンジしなくてはいけません。他校と同じ練習では良くて同じレベルだけです。
□:継続は力なり!
地道に地道に高いレベルで維持しなくてはいけません。理論だけではすごく立派な方もみえます。実践しないと絵に描いた餅なんです。それも実践といっても一週間、2週間ではないのです。3年間なんです。
□:技術と平行に体力も付けさせろ!
どんなにボールコントロール良い選手でも、試合になれば走らないとボールをもらえないのです。バテていてはボールにさえ触れられません。どんなにハードルの跳び方、教えてもスピード、バネがなかったならできないのです。顧問はとかく技術指導をしたがりますが、それは体力(スピード・パワー、持久力)があっての話です。
□;負けず嫌いであれ!
イチロー選手も言ってみえましたが、笑われた経験が今の自分を支えてると。苦しい時には笑われた思い出を糧にしてみえるのです。試合に負けた悔しさは忘れてはいけません。これが苦しい練習を継続させるのです。顧問も生徒も負けず嫌いであってほしいのです。
まだまだ多くありますが、敵を求めていくと全国までずらっと並んでいます。反面、今や勤務時間の関係で部活指導縮小論も出ています。そして今は叱っては生徒はついてきません。ますます技量の見せどころなんです。顧問の先生方、どうかお身体をご自愛なさって元気に生徒の前に立っていただきたいと思います。
※写真は平成12年度宮田中学校陸上部が県総合優勝をした時のものです。