お父さんのための車博物館 【ホンダNSX】
- 公開日
- 2016/08/21
- 更新日
- 2016/08/21
校長室から
ホンダNSX I型(初期型)は我々庶民には見るだけの車です。見るのは自由ですが、見かけると、どんな方が乗っているのだろうと運転席まで見てしまいます。
キャッチコピーは『夢の実現』、ホンダが第2期F1参戦を機に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」との願いから開発された車であり、しかもバブル景気絶頂期の1989年に発表されたこもあり、価格は販売当初は1グレードのみの800万円で、当時の日本のメーカーの乗用車の中では最高額でした。
I型(初期型)の3リッターエンジンは、同社のセダンであるレジェンドに搭載していた横置きV6エンジンと同じでした。(なんだレジェンドと一緒か・・・、おぃおぃ)しかし、ボディーは軽量なオールアルミで当時、話題になりました。
販売は15年間でした。バブル景気で予約が殺到した日本に加えて日本国外でも高い評価を得て日米欧で累計1万8,734台を販売します。そのうち日本での販売台数は7,415台でした。(少ない!)
出た当時は中古車価格の方が高いという珍しい現象になりましたが、今は平成3年(1991)物で400万くらいです。これ考えようによっては、1991年に買って2016年まで乗って(25年間)400万マイナスということは400÷25は16、年間16万マイナスということは軽トラックより値が下がっていかないことです。金持ちの方が余計に金持ちになっていくシステムか・・・。貧乏人のひがみですね。