学校日記

栄和人監督、指導力と根性が違うのです!

公開日
2016/08/23
更新日
2016/08/23

校長室から

今年のオリンピック参加の日本女子レスリング選手が全員至学館大学卒ということ、さらに見事な活躍だったということ、これを考えると栄和人(さかえかずひと)監督がいかに偉大か考えてしまいます。1960年生まれで今は57歳なんですね。

鹿児島から上京され日本体育大学へ、全日本大学選手権優勝、卒業後ソウルオリンピック出場、京樽にコーチとして入社、退社後に至学館高校の教諭で赴任し、その後、大学職員として大学でレスリング部監督なんです。

これ考えると、日本体育大学は優秀な監督を逃しましたね。日本体育大学の自負の一つにはオリンピック選手を育てることがあると思うのです。それもオリンピックで優勝できる選手なら大学あげての万々歳だと思うのです。反対に至学館大学はうまく道を作ってあげて、日本の至学館にしましたし、栄監督を育て上げました。至学館、栄監督のもってみえるものにいち早く気付いたことが立派です。

栄監督、一度、この尾北地区の体育の先生方の集まりの講演会に来て頂きお話を聴くことがありました。それはそれは、気さくな方で、指導者としての厳しさと、人間的おもしろさの両方をもった方でした。

日本女子レスリング界がここまで強いと、選手に光がいきがちですが、監督の指導方法が抜群と思うのです。レスリングの地でもなんでもない東海に故郷を捨て、一人の若者が赴任し、そして今や世界の頂点に立つ指導者に、尊敬だけでは言い表せない栄監督です。そうそう、日本の為にここまで頑張って結果を出していただき、有り難うございすとお礼も言いたいです。

栄監督、きっとリオの最後の選手の日の丸上がった時から、次の東京への戦いが始まったと思うのです。(嫌、すでに計画的にやってみえるとは思います)歓喜に酔いしれることがいつできるのでしょう。監督引退後にすごい指導者だったと言われるまで、自分で自分に厳しくいかれるでしょう。東京はすでにみんなの期待が高まっているから、辛いですね。お身体にはご自愛ください。