学校日記

フォークを聴こう 【順子:長渕剛】

公開日
2016/08/27
更新日
2016/08/27

校長室から

長渕剛さんは昔と今ではイメージも大きく変わり、曲も昔の曲と今の曲ではものすごく違った感じがするという方が多いです。人生、体験から大きく変わっていくことは不思議ではないのですが・・・。

さて、今日はそんな長渕剛さんを語るには避けて通れない『順子』を紹介します。長渕さんの実話で、小学校時代に心寄せていた彼女と大人になって再会し恋愛となり、そして別れ・・・、そんな中で生まれた曲とされています。20歳頃ころから女性は好き嫌いという感情の他に、『この人についていって大丈夫だろうか、幸せになれるだろうか』そんな感覚が出てくると聞いたことがあります。まさにこの歌詞、2年間待ってくれと言われたのですが、他の男性との二股の結果、長渕さんにさよならを言ったように取れます。この時期の女性は二股、三股、ありだと思います。また、責められることでもないと思います。アメリカ的発想かも・・・。

離れない 離さない離したくない君
いろんな言葉で君に愛をつげてきたけれども

終りさ みんな終りさ僕のひとりよがり
君へつないだ心の糸は今 プツリと切れた

この曲、当時大ヒットしたことにより、テレビの音楽番組から出演依頼が殺到したのですが、長渕さんはテレビ出演に否定的だったため、出演を断っていたのです。しかし、身体障害者のファンから送られた「ライブ会場に行くことができない」というファンレターを読み、出演を決意されます。それが、『ザ・ベストテン』だったのです。

テレビ放送でハプニングもありました。ある生中継のテレビ番組中で集まっていた他の出演歌手が演奏に合わせて手拍子を始めたとたん、長渕さんは演奏を途中でやめ「これは失恋の歌なんで、手拍子は勘弁願いたい」と話され、もう一度初めから演奏し直すということもあったのです。有名な話です。

でも長渕さん『順子』は歌わなくなりました。何か想いが胸の中にあると思います。
『順子』です。青春を思い出して聴いて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=DjAdCnorKvo