校長です・・・、校長です 806 【刑事と漫才師の間を取って教師に】
- 公開日
- 2016/09/22
- 更新日
- 2016/09/22
校長室から
校長です。小学校の時、3億円事件があったんです。
校長です。毎日、テレビで放送されていました。
校長です。刑事さん達がカッコ良く映っていました。
校長です。『刑事になりたい』そう思いました。
校長です。中学時代、人を笑わせることに目覚めました。
校長です。自分の言葉で人が笑顔になるのです。
校長です。そしてなにより自分も楽しいのです。
校長です。『漫才師になりたい』そう思いました。
校長です。高校1年の時でした。
校長です。夏休みの課題テストがあったんです。
校長です。その結果が出てびっくりです。
校長です。何も勉強してなかったのです。
校長です。課題テストと言えども悲惨でした。
校長です。高校は恐ろしいところです。
校長です。奈落の底にたたき落とされた気がしました。
校長です。ラグビー部の顧問の先生に相談しました。
校長です。顧問の先生、パンチパーマの体育の先生でした。
校長です。笑って話してくれました。
校長です。「体育の先生になればいい」
校長です。「お前、体育好きだろ?」
校長です。「それで飯食っていけるなんて最高だぞ」と。
校長です。『体育の先生になるんだ』そう思いました。
校長です。おいらの人生が決まった日でした。
校長です。今でも人に言うのです。
校長です。「刑事と漫才師の間を取って教師になりました」と。
校長です。たいていこれで、みなさん笑ってくれます。
校長です。教師は刑事のような力強さ、正義感、必要です。
校長です。教師は人を笑わすような特技が必要です。
校長です。まんざら冗談でもないのです。
校長です。あの先生に出会わなかったなら今の自分はいません。
校長です。学生諸君、人との出逢いの大切さ知るのはこれからです。
校長です・・・、校長です。