警察官から教師になった彼女
- 公開日
- 2016/09/30
- 更新日
- 2016/09/30
校長室から
この教員の世界でも前に他の仕事に就(つ)いてみえて、教員採用試験を受けられ、先生になってみえる方が多いです。かって、教員採用がほとんどなく、大変な就職難な時代がありました。一度は他の仕事に就かれたのですが、夢をあきらめきれず、挑戦される方も少なくないです。
他の仕事の就いてみえ、教員になられた方は魅力的です。話し方や、説明の仕方など、短く的確です。それと電話対応や保護者対応なども丁寧だなと感じることがあります。社会をよく知ってみえるなという感じもします。
それまで就いてみえた仕事にもいろいろあり、会社員、塾の先生、中には鉄塔に登ってみえた方もみえました。(怖〜)。その中で特に異質だと思った方は警察の婦警さんから教員になられた方です。
「なぜ、警察学校を苦しんで卒業され、せっかく現場に出られたのに、教育界を目指されたんですか?」
と聞いたことがあります。彼女は、
「いろいろな事件で児童生徒と関わり、警察署に移送し、そこへ担任の先生などが駆け付けてきて、本当に親身になって語りかけている姿を見ていて、やはり先生の道を選びたいと思いました」
と、教えてくれました。
彼女が話してくれた言葉、10年くらい経ちますが、妙に忘れられません。
※写真はイメージです。(おぃ、写真がおかしいだろう、外国の婦警さんだろ!)