学校日記

校長です・・・、校長です 857 【夢みる彼女の暮れゆく秋】

公開日
2016/11/24
更新日
2016/11/24

校長室から

校長です。夢みる彼女、部屋で彼を想うのです。
校長です。『こんな日は彼といたいな』
校長です。『隣にいてくれるだけでぽかぽかするの』
校長です。『何も話さなくてもいいの』
校長です。あの〜、大きな猫でも飼ってみてはどうですか。

校長です。夢みる彼女、こう見えても淋しがり屋なんです。
校長です。『もう淋しい冬じゃないの』
校長です。『今の気持ちをなんとか伝えなくては』
校長です。『私、本気なんだから』
校長です。本気になったら、まず大原ですか。

校長です。夢みる彼女、文化祭で観た映画、思い出すのです。
校長です。『あの映画、彼と私みたい』
校長です。『お互いに好きだとわかってるのに・・・』
校長です。『口に出して言えないなんて』
校長です。あなたは十分、口と態度に出ています。

校長です。年賀状を彼に書こうと必死の彼女です。
校長です。『チャンス、堂々と手紙が送れるわ』
校長です。『いつも遠くから見てますでいこうかな』
校長です。『でも誰からか、わからないし』
校長です。『いきなり初詣行かない?でいこうかな・・・』
校長です。年賀状とラブレター一緒になってませんか。

校長です。彼女、いつも学校で彼を必死に探すのです。
校長です。『どこにいるの』
校長です。『会いたくて』
校長です。『会いたくて〜、会いたくて〜』
校長です。君は松田聖子ですか。

校長です。彼女、今日も彼と何度も目が合いました。
校長です。『今日も何度も目が合った』
校長です。『彼も私に気があるのかな』
校長です。『いや〜ん』
校長です。君はチラ見でなくズーッと見だから目が合うのです。

校長です。今日は妄想から脱出して現実味ある彼女でした。
校長です・・・、校長です。