校内めぐり 168 【合唱コンクールを終えて】
- 公開日
- 2016/12/05
- 更新日
- 2016/12/05
校長室から
先日行われた合唱コンクールでは多くの保護者の方々に参観いただきました。ありがとうございました。どのクラスも発表に向け頑張ってきたと思います。ただひとつ今年の取り組みで不思議だなと感じたことがありました。いつもなら各クラスのスピーチの中で「最初はクラスにまとまりがなく大変な時もありましたが」が定番となっていたのですが今年のクラススピーチではどのクラスも言わなかったのです。それだけ、最初からクラスのまとまりに今までと違いがあったということでしょうか。宮中の歩みを感じました。
歌に目を向けると、難しい曲が増えたなと感じました。昔のような「親しらず子しらず」
「お母さん(したけが好きだった〜♪)」「名付けられた葉」などの曲は不人気なんでしょうか。
2年生の女子の少なさには驚きます。1:2の割合に見えました。正確には1:1.5でしょうが、ピアノと指揮で女子が就くとまさに1:2ぐらいになって見えます。女生徒の声が勝負となっていました。
1年生は元気がありました。それと、どのクラスもよくまとまっていました。3年生はそれなりの生きてきた年輪みたいなものが声となっていた気がしました。特に男子の「やってやろう」の気持ちが伝わってきました。最高学年のプライドでしょうか。
歌の方に目がいきますが、ピアノ伴奏者は大変と思うのです。『もしも間違えたなら・・・』そう考えるとものすごい恐怖心に襲われないでしょうか。また、その生徒の保護者の方にも相当なプレッシャーがかかると思うのです。でもそこを通り過ぎたところに素晴らしい達成感が待っているのです。とにかくご苦労様でした。みなさんの伴奏、素晴らしかったです。
保護者の方々のアンケート全て読ませていただきました。ほとんどの方がすばらしいと書いて頂けました。学年が上がるとこんなに違ってくるのかという意見も目にしました。3年生の一部が他学年発表の時、ざわざわしていた子が残念との声もありました。まだまだ修行が足りない生徒もいました。申し訳内です。『あれ?俺かな』と思った生徒、反省してください。音楽など聴くということは結構レベルの高いことでマナーの面でも、ものすごいレベルを求められるものです。将来、彼女とコンサートに行った時などはマナーを大切にお願いします。
今年も多くの感動を残して合唱コンクールが終わりました。3年生はいよいよ分岐点に来たなと感じます。それぞれが、それぞれの道を選ぶ時が来ました。合唱コンで友達との共通の思い出ができたと思います。これを大切に決して一人でないことや、振り向けば友達がいることを信じて堂々と自分の進路に向かって歩み始めて下さい。