学校日記

三好康広医師に日本人の誇りを教えられ 〜貧困ザンビアで働く日本人医師〜

公開日
2017/01/24
更新日
2017/01/24

校長室から

1月23日テレビで 「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝」“ナゼ無給で?貧国ザンビアで人々を助け感謝される日本人医師”が放映されました。

ザンビアはアフリカ大陸の中央に位置し、なんといってビクトリアの滝が有名です。今回は、そのザンビアの秘境ジンバで多くの人々の命を無給で救い続ける日本人医師、三好康広さん(32歳)をカメラは追っていました。

三好さんは長崎県に生まれ、高校時代は人と接するのも苦手な少年期を送られたそうです。そして医者を目指して長崎大学医学部に進学された4年時の時、アフリカ縦断の旅に出かけるのです。そして、アフリカの医療が充実していない現実に驚かれるのです。また三好さん自身が病に犯され危険な状態に置かれるのですが、南スーダンから来た方に看病され数日かかり、なんとか回復するのです。

ここで感じたアフリカの方々の優しさになんとか力になれることはないのだろうかと長崎医療センターで研修をつんで、ザンビアへ移住し、医者として働かれるのです。そこは医者が5名しかおらず、エイズ患者の割合は高く、妊婦さんが出産中、亡くなったり、お子さんが死産で出てきたりで日本の我々には想像以上の大変さでした。

とにかく忙しく、寝る時間も十分取れぬままに、しかも給料もなしの、三好康広さんです。でも日本の医療を勉強されているだけあって、チームの中でも信頼ありそうで、多くの命を救います。

娘を助けて頂いたお父さんが三好先生を来るのを待って言われました。
「娘を助けて頂いてありがとうございます。お礼にニワトリをあげたいのです」と。

多くの患者の方が命を救っていただき「日本からきた先生が・・・」「日本の先生が」と感謝の言葉を言われました。この「日本からきた」「日本の」と聞くたびに、ものすごく嬉しい気持ちになったのは私だけではないと思います。

日本の世界への貢献、これこそが日本の誇ることではないでしょうか。一人の医者によって日本が信頼されていくそんな気持ちになりました。また、その時、ひとつの曲を思い出しました。さだまさしさん『風に立つライオン』です。この曲は実話だと聞いたことがありますが、日本人って優しいですよね、日本人って強いですよね、日本人に生まれて良かったですよね・・・。

三好康広さんに日本人の誇りを教えられた番組でした。

さだまさしさん:風に立つライオンです。良かったら聴いて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=1d7jsVnKpWc

※写真はビクトリアの滝です。