国府宮はだか祭り あの桶の水は何のため?
- 公開日
- 2017/02/08
- 更新日
- 2017/02/08
校長室から
「はだか祭」が明日2月9日、稲沢の国府宮で行われます。尾張地方に春を呼ぶ祭りとして定着したこの祭りですが、何しろ参加者が皆、はだかと言うのですから外人さんから見ると、とんでもない奇祭に映るのでしょうか。
何と言ってもすごいのが、神男が、警護の者に守られて裸男の群れの中に密かに登場してからです。裸男達は、その神男に触れて厄を落とそうと、神男に殺到し凄まじい揉み合いになります。浴びせられる手桶(ておけ)の水は、裸男たちの摩擦の熱でたちまち湯煙となるのです。
その手桶の水は何のためにあるのか知ってみえますか。まずはすべりやすくして、ケガ防止のためともうひとつはこの水により裸男たちがひるむのです。その隙間をついて、神男は参道から楼門を通り儺追殿(なおいでん)を目指すのです。みんな神男を引っ張ってしまい前に出られないのです。 だからこの手桶の方々により怪我人が出るか出ないのか、左右されるのです。
宮田中で一緒に働いた小笠原先生が稲沢市の出身だったのでよく参加していて、いろいろ教えてくれました。今年も天国から参加しているのでしょうか。
今ではユーチューブでこのシーンが観られるのです。是非観て下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=WTCAF073pv8

