校長です・・・、校長です 942 【世界一短いラブレターの裏話】
- 公開日
- 2017/02/24
- 更新日
- 2017/02/24
校長室から
校長です。世界一短いラブレターをご存じですか。
校長です。昭和33年の南極観測隊での話です。
校長です。当時、まだモールス信号しかなかった時代です。
校長です。しかも、一文字でいくらという料金体系でした。
校長です。電報文はなるべく短くが約束だったそうです。
校長です。正月の年賀電報が南極基地へも届くのです。
校長です。隊員達届いた電報を披露することになったのです。
校長です。お互いに笑ったり、冷やかしたりで楽しく過ごします。
校長です。そして、機械技術者の大塚正夫隊員の番になったのです。
校長です。でも彼は読み上げようとはしないのです。
校長です。他の隊員からうながされやっと読み上げたのです。
校長です。妻、ツネ子さんからの年賀電報でした。
校長です。そこには「アナタ」の3文字でした。
校長です。これには隊員達も驚き、しんみりだったそうです。
校長です。この後のアナタの後には多くの意味が込められてます。
校長です。「アイタイ」かもしれません。
校長です。「サビシイ」かもしれません。
校長です。奥さんの旦那さんへの想いが誰にも読み取れます。
校長です。この電報は人々の心を打ち名文となりました。
校長です。多くのテレビ番組が取り上げました。
校長です。タイトルは「世界一短いラブレター」です。
校長です。ところが裏があったのです。
校長です。実は奥さんが言いたかったのは・・・。
校長です。旦那様の酒好きを心配していたんです。
校長です。「酒を飲み過ぎないように」とのことでした。
校長です。要するに注意する「アナタ!」だったそうです。
校長です。彼が飲み過ぎて失敗したと聞き次ぎに届いた電報は・・・。
校長です。「プンプン」だったそうです。
校長です。茶目っ気のある奥さんだったのです。
校長です。どこまで本当の話ですか?
校長です・・・、校長です。