学校日記

校長です・・・、校長です 964 【罰が当たる息子でしょうか】

公開日
2017/03/19
更新日
2017/03/19

校長室から

校長です。母が亡くなり、お寺さんのお世話になること多いです。
校長です。仏教について考える機会にもなりました。
校長です。まずは意味わからないお経、あれは何でしょうか。
校長です。意味わからぬもの読んで、何か考えますか。
校長です。母の思い出だけでいいのでしょうか。

校長です。葬儀についておさらいです。
校長です。枕経と言って亡くなられた時の最初のお経です。
校長です。その後、お寺の方と打ち合わせです。
校長です。知らないことがどんどん出てきます。

校長です。通夜はまたまた、接客だけでも大変です。
校長です。お香典頂くと、お返しが大変です。
校長です。最近はその場でお返しされるところ多いです。
校長です。あとで住所を調べ送るのは大変です。
校長です。教員世界の連名など最悪です。
校長です。その場返しだと、出した金額まったく関係ないです。
校長です。お香典が高い方には失礼かもしれません。
校長です。そこで最近はお香典無しの葬儀も増えました。

校長です。その後、深夜は亡くなった母と二人です。
校長です。ろうそくの火が消えないように大変です。
校長です。ご遺体の隣で横たわっているのです。
校長です。自分もご遺体という気がしてきます。

校長です。翌日はようやく葬儀です。
校長です。惜別に浸るより式をうまく行うことに集中です。
校長です、そして喪主は最後にお礼の挨拶です。
校長です。これが嫌で家族葬にする方、みえるそうです。

校長です。その後、火葬場で1時間、待機です。
校長です。白い陶磁器に入った母を現実としてとらえるのです。
校長です。朝から長い一日が続きます。
校長です。でもここから式場に戻り、初七日です。
校長です。ここらで疲れはピークに達します。
校長です。朝から葬儀で終わるのが4時です。
校長です。葬儀疲れで体調くずす方、よく聞きます。

校長です。次に日はお礼参りです。
校長です。“お礼参り”ってけんかの仕返しかと思ってました。
校長です。この時、式へのお礼の御法礼と永代経費持参です。
校長です。永代経など誰がいくら出したか書かれるのです。

校長です。そして2週間後から、七日、七日です。
校長です。毎週、家庭でお勤めです。
校長です。お寺からみえてお経を読まれます。
校長です。そのために花などを添えなくてはなりません。
校長です。共稼ぎの家などできるはずないです。

校長です。そして四十九日です。
校長です。みなさんにお手紙書いたり、食事の手配したり・・。
校長です。正直、仏教のこのしきたりに疑問をもちます。
校長です。仏教がここまで人を苦しめるとはおかしいです。

校長です。若者の仏教離れ確実に進むと思います。
校長です。現に今、すごい勢いで変化が出てきました。
校長です。家族葬が中心になってきました。
校長です。お香典制度も変わりつつあります。

校長です。お寺が変わらぬ限り、無理があります。
校長です。厳格なお寺ほど、付き合いが辛いです。
校長です。お寺が誠意でやっていただくほど辛いことも増えるのです。
校長です。大切なのはいつも思い出してあげることと思うのです。
校長です。もっと大切なのは、生前に孝行してあげることです。

校長です。この儀式、何年と続くのでしょうか。
校長です。おいらは息子にはさせたくないです。
校長です。誰かが声を出さないとみんなが苦しまれると思うのです。
校長です。費用の面を言ったならもっとついていけない方出てきます。
校長です。みんな、声を出せないから、そっと去って行ってるのです。
校長です。直葬などものすごい勢いで増えているのです。
校長です。こんな考えは罰があたるのでしょうか。

校長です。ひとつ言い忘れました。
校長です。逝く順番が狂った時はとことんやってあげたいです。

校長です・・・、校長です。