学校日記

校内めぐり 170 『春がそこまで』

公開日
2017/03/24
更新日
2017/03/24

校長室から

校内を歩くと、多くの生徒が話しかけてくれます。昨日は掲示板の校長コーナーをはがしていたなら生徒達が来て、手伝ってくれました。みんな、無言でやっていてくれるのですがこれが余計に辛いというか、嬉しいというか・・・。

シルバーさんに渡りのペンキを塗っていただいたんです。そして昨日仕上がったんです。そのシルバーさんが言われたのが私まで伝わってきました。
 「初めて宮田中に来ましたが、どの生徒も声を掛けてくれるのです。こんなすごい学校あるのだと驚きました」と。
私の知らないところで、生徒達はあいさつやお礼を言っていてくれたのですね。こんなこと聞くと涙ちょちょ切れそうです。自慢の生徒達です。

1年の国語の授業で“手紙を書こう”みたいなものがあったようです。誰相手に書いてもいいのですが、なんと私宛に書いてくれた子が6名もいました。文頭は季語からしっかり入るのですが、その文章が硬くて少し笑えましたが、その後の文章には泣かされました。一人一人がこんな風に校長を見ていてくれるのかと思うと、幸せ者です。
今井花菜さん、中村勇勝君、山田穂乃加さん、春日美矢香さん、柴山はるさん、瀬古愛莉さんありがとうございました。いつか返事を書かせていただきます。

一番、心に重く残るのは、学校を遠ざかっている生徒達です。宮中生徒って基本的に優しいと思うのです。何故って、苦労している子が圧倒的に他校より多いからです。そんな彼等、彼女らが人まで追い詰めたり、傷付けたりなどしないと思うのです。(時にはあるかもしれませんが・・・)ぎりぎりの所で頑張っている生徒が多いから、一つの言葉で、ころんといってしまうのです。だから言葉はみんな選んで使っていると思うのです。
どうか、新学期はチャンスです。みんなを信じて、クラスに入ってみませんか。みんなの笑顔に囲まれてみませんか。そして夢をもちませんか。春だから・・・!

最近は一人一人に声掛ける機会が増えました。「元気で頑張れよ」と。