県立大田原高校の雪崩事故 ご冥福をお祈り申し上げます
- 公開日
- 2017/03/29
- 更新日
- 2017/03/30
校長室から
栃木県那須町のスキー場で登山講習会に参加した県立大田原高の生徒8人が雪崩で亡くなられました。伝統の行事で何もせずに帰る事への後ろめたさがあったのでしょうか。とにかく、来た以上はなんでもいいから収穫しなくては・・・、教師の使命感が逆に出てしまったのでしょうか。
修学旅行、野外学習の帰着式で校長先生の第一声はどの学校でも「無事に帰ることができました」と思います。この言葉、今となって重さを感じさせます。何も無くて良かったと・・・。
数年前の浜名湖ボート転覆といい、ひとつ間違うと無事に帰ってこられないケースもあります。無理に強行したなら、リスクも上がることをどこの校長先生も再認識されたのではないでしょうか。少しでも嫌な気がしたなら中止という選択ができるかが校長先生にかかっているんでしょう。
お笑いコンビ「U字工事」の益子卓郎さんは同校山岳部のOBだったのですね。自身のブログを更新しされ「山岳部の皆が大変な事故に遭いました・・・。残念で残念で言葉もありません・・・。」とした上で、「僕も3年間活動した母校大高山岳部、すごく悲しいです。ご冥福をお祈りいたします」とつづられています。
亡くなられた家族のことを思うと、あまりにも悲しく、ご冥福を祈るばかりです。