【連載2−4】 いじめの定義が変わりました
- 公開日
- 2020/08/20
- 更新日
- 2020/08/20
校長メッセージ
いじめの認知件数が年々増加している背景には、平成17年度に「いじめの定義」が変更されたことが、大きく影響していると考えます。
平成17年度以前は、いじめについて、「一方的」「継続的」「深刻な苦痛」という“キーワード”がありました。これに対し、平成18年度に定義が変わり、「いじめ」に当たるか否かの判断は、いじめられた児童生徒の立場に立って行うことになりました。さらに、行為の継続性、反復性は削除され、現定義では、一回限りでも「いじめ」ととらえます。さらに、被害の軽重には無関係であります。
それから、15年近くが経っています。しかし、いまだに過去のいじめ定義に引きずられ、いじめを見落としている現実がある。決して、同じ轍を踏まない。そう心に誓うものです。