「こだわり」に、こだわらない
- 公開日
- 2016/09/14
- 更新日
- 2016/09/14
学校生活
「ことばの教室だより」に書かれていた、埼玉県特別支援教育推進委員会委員長・阿部利彦氏のことばからです。
こどもの「こだわり」に親はずいぶんか苦労させられます。幼い頃は「何度も同じ本を読んでほしがる」「おもしろいと思ったことはくり返しやってとせがむ」等いろいろなこだわりがあります。(中略)
もし、お子さんが勝ち負けにこだわり興奮して大声を出したりする場合は、上手な地団駄の踏み方を教えてあげればいいのです。一つのことへのこだわりが強い場合は、まずそれ以外にこだわれる何かをふやしてみる、という逆転の発想も大事です。
また、こだわりを通さなくてもうまくいった、安心できた、怖くなかったという「こだわらなくても大丈夫」な体験を積み重ね、こだわりを薄めていく方法もあります。さらに、保護者が気になる「こだわり」でも、本人が困っておらず周囲も気にしていないことであれば、見過ごすことも大切です。