『他人との調和の中で主体性を発揮することが自立』
- 公開日
- 2017/04/26
- 更新日
- 2017/04/26
学校生活
「ことばの教室だより」にかかれていた、ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科 佐々木正美先生のことばからです。
人に頼ることもあれば、頼られることもある。自分と相手の個性や能力を考えながら、バランスのとれた行動を取ることが『自立』です。子どもの自立というと、おむつが外れて一人でトイレに行けるようになったなど、『一人でできること』を親は思い浮かべがちです。ところが、本当に社会的に自立して行動できる人というのは、周囲の人との調和の中で『何かをすることができる人』です。人との関係の中で主体性を発揮できることが自立です。
そのためには人を信じ、自分を信じることが必要です。それには、一番最初に出会う他者である『親』を信じ、親との人間関係が健全である必要があります。子どもは、自分の希望をありのまま親に受け入れてもらうことで、『自分は価値のあるものなのだ』と感じられるようになります。