学校日記

鏡餅の飾り方

公開日
2018/12/29
更新日
2018/12/29

その他

鏡餅の飾り方は,地域や家庭によっても違いがありますが,丸い餅を二つ重ねるのは基本です。一般的な飾り方をご説明します。

■鏡餅の飾り方と意味■
一般的には,三方(さんぽう)と呼ばれる,折敷に台がついたお供え用の器に白い奉書紙,または四方紅(しほうべに)という四方が紅く彩られた和紙を敷き,紙垂(しで),裏白(うらじろ),譲り葉(ゆずりは)の上に鏡餅をのせ,昆布(こんぶ),橙(だいだい)などを飾ります。
地方や家によって飾り方もいろいろあり,串柿,勝栗,五万米,黒豆,するめ,伊勢海老などの縁起ものを盛るところもあります。
鏡餅と一緒にお供えするものにも,それぞれ正月にふさわしい意味があります。思いを込めてお供えしましょう。

■裏白
シダの一種で,表面は緑色で裏面が白い。後ろ暗いところがない清廉潔白の心を表す。
また,葉の模様が対になっているので,夫婦仲むつまじく白髪になるまでの長寿を願う。

■譲り葉
新しい葉が出てから古い葉が落ちるので,家督を子孫に譲り,家系が続くことを表す。

■昆布
よろこぶの意。古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言い,喜びが広がる縁起もの。
さらに蝦夷(えぞ)で取れるので夷子布(えびすめ)と呼ばれ,七福神の恵比寿に掛けて福が授かる意味合いもある。また,「子生」(こぶ)と書いて子宝に恵まれるよう願う。

■橙
「代々」とも書く。果実は冬に熟しても落ちにくいため数年残ることがあり,1本の木に何代もの実がなることから,長寿の家族に見立てて家族繁栄,代々家が続くことを表す。

■串柿
干し柿を串に刺したもの。柿は「嘉来」に通じる縁起もの。干し柿は「見向きもされない渋柿でも,修練の末には床の間の飾りにもなる」という高い精神性を表す。
串に刺した串柿は三種の神器の剣を表し,「鏡=鏡餅,玉=橙,剣=串柿」で三種の神器を表しているとも言われる。

■鏡餅はどこに飾る?■
年神様は鏡餅をお供えした場所に依りついてくださいますので,鏡餅は1つに限らず,複数お供えしてもかまいません。

まずメインの鏡餅を床の間へ,小さめのものを神棚や仏壇にお供えします。
床の間がない場合には,リビングのように家族が集まる場所に飾ります。テレビの上のような騒がしい場所や,見下すような低い場所ではなく,リビングボードの上などにきちんとお供えします。
供える方角は,その年の恵方,または南向き,または東向きがよいといわれています。
そのほかにも,台所,書斎,子ども部屋など,年神様に来ていただきたい大事な場所にお供えします。

■鏡餅を飾るタイミングは?■
昔は,多くの家で餅つきをしましたが,29日につくのを苦餅(苦持ち),二重苦に通じるとして,また12月31日につくのを一夜餅といって嫌いました。
鏡餅を飾る日も,12月29日と31日を避けます。31日は葬儀と同じ一夜飾りに通じて縁起が悪いからです。従って,12月28日までに飾るか,遅くとも30日に飾りつけます。
そして,1月11日の鏡開きで,お供えしていた鏡餅をさげて食べます。松の内が15日までという地域では,15日に鏡開きをする場合もあります。鏡餅は,供えたものを食べることに意義があるので,雑煮やおしるこなどにして必ず食べることが大切です。

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