節分と立春
- 公開日
- 2020/02/01
- 更新日
- 2020/02/01
その他
■節分
2020年の節分は2月3日(月)。
「節分」とは「季節を分ける」という意味があります。
季節を分ける日は一年間に4回あり,春夏秋冬それぞれに始まりの日が決められています。
春は「立春(りっしゅん)」,夏は「立夏(りっか)」,秋は「立秋(りっしゅう)」,冬は「立冬(りっとう)」と呼ばれています。
この,「春夏秋冬それぞれが始まる日の前日」のことを「節分」というのです。
■節分の豆まき
節分の豆まきは,もともとは中国から伝わってきた風習で,季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており,その鬼を追い払う儀式として,文武天皇(もんむてんのう)の時代の慶雲3年(706年)に宮中で初めて行われたそうです。
室町時代(1338年〜1573年)ごろには,冬から春になる時期を一年の境目とし,「立春」は新年を迎えるのと同じくらい大事な日として特に重要視され,豆をまいて鬼を追い払う行事として庶民にも定着していきました。
■立春
2020年の立春は,2月4日(火)。
1年を24等分した『二十四節気』における一つめの節気です。
二十四節気のはじめの節であり,暦の上ではこの日から春はスタートするとされています。
そして,私達はこの日から立夏の前の日までの期間を,一般的に春と呼んでいます。
正確には1年を24等分しているのではなく,地球の公転(360°)を24等分し、15°間隔で二十四節気を定めているのです。
ただ,公転周期は約365.24と1年間の日数とずれており,うるう年も挿入されるため,1年後の同じ日でも太陽と地球の位置関係は1日前後することもあります。
このため,立春などの二十四節気は年によって若干変動することがあるのです。
ちなみに,よく知られている他の節気は,“秋分”や“春分”、“大寒”、“夏至”などがあります。