4月29日は「昭和の日」
- 公開日
- 2021/04/29
- 更新日
- 2021/04/29
その他
4月29日が「みどりの日」から「昭和の日」に名称変更されたのは、2007年になってからです。
そもそも、4月29日を「みどりの日」として国民の祝日にしたのは、2つの理由があります。ひとつは、4月29日が5月初旬のゴールデンウィークのはじまりにあたる日として、長年国民の生活に定着していたことです。大型連休に旅行へ出かけたり、帰省したり、家でゆっくりと過ごしたり、思い思いに休みを楽しんでいた多くの国民に影響が出ることを懸念して、4月29日を祝日として残そうという意見がありました。
もうひとつは、64年の長い間、天皇として公務をまっとうされ、長く国民に愛された昭和天皇を偲ぶ日を残したいという思いです。「みどりの日」という昭和天皇のご功績にちなんだ祝日としたことに、こうした国民の思いが表れています。
ところが、「みどりの日」ではこのような思いが年々薄れてしまうということで、多くの要望が集まり、4月29日は「昭和の日」という名称に改めることになったのです。
「みどりの日」も、大変意義のある祝日なので、5月4日に日付を変更し、国民の祝日として残すことになりました。