春分の日(3月21日)
- 公開日
- 2022/03/21
- 更新日
- 2022/03/21
その他
◆天文学上の「春分」は、太陽が黄経0度の春分点を通過した時を意味します。太陽が真東から昇り真西に沈むとされ、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、この日を境に太陽が出ている時間が長くなっていくため、本格的な春の到来を告げる日とされていました。一方、「秋分」は太陽が黄経180度の秋分点を通過した時。昼間がだんだん短くなり、冬に向かって寒さが増していく時期になります。春分と秋分はそれぞれ季節の変わり目にあたります。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、「季節の変わり目」が彼岸の時期にあたるからなのですね。
春分の日、秋分の日は、年によって異なります。それは、地球の公転日数が365日ちょうどではなく、実際には365日5時間48分45.147秒と6時間弱のずれがあるため。閏年が入っても、春分の時刻は4年前と全く同じになることはあり得ないのです。そのため、長期的に見ると春分の時刻は少しずつ早まっているそうです。2年後の2024年からは、閏年を含む3年間は3月20日が春分の日で、残りの1年が3月21日という組み合わせになります。さらに、2056年からは毎年3月20日になると予想されています。秋分の日も同じ理由で変動しています。毎年9月23日となったのは1980年のことで、2012年からは4年に一度9月22日が秋分の日になっています。