学校日記

弥生学習講座出前博物館 6年

公開日
2009/07/14
更新日
2009/07/14

6年

7月14日。愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室にご支援いただき、清須市・西春日井郡春日町・名古屋市西区にかけて広がる大きな弥生時代の集落跡として有名な朝日遺跡の出土遺物を知る機会を得ました。「この土器は、何に使われたのでしょうか?」煮炊きに、あるいは貯えるために、盛りつけるために…。いろいろな土器を手にとってはじめて分かることがありました。土器の底の様子や表面のきれいな模様。実物にふれながら、弥生時代の人々の暮らしを想像していきます。また、朝日遺跡の南端にある貝殻山貝塚から発見されたカキやハマグリなどの貝殻、シカやイノシシなどの獣骨、さらには矢じりをじっくり観察することもできました。
後半は、火起こし体験。火きり棒の下のほうに取り付けた“はずみ車”の回転力をうまく使い摩擦熱を利用して火を起こす『舞錐(マイキリ)式』に挑戦しました。ヒキリ板に先端を押し当て、しばらくすると溝の間に木の粉がたまり、白い煙が出てきました。写真左下はうまく作れた火種です。…今回は、13名の保護者の方々にも一緒に体験していただくことができました。