学校日記

道徳授業研究 3年

公開日
2009/09/30
更新日
2009/09/30

3年

9月30日。新学習指導要領には、道徳指導計画の作成と内容の取扱いについて、次のような記述があります。「低学年ではあいさつなどの基本的な生活習慣、社会生活上のきまりを身に付け、善悪を判断し、人間としてしてはならないことをしないこと、中学年では集団や社会のきまりを守り、身近な人々と協力し助け合う態度を身に付けること、高学年では法やきまりの意義を理解すること、相手の立場を理解し、支え合う態度を身に付けること、……に配慮し、児童や学校の実態に応じた指導を工夫すること。」
道徳教育の充実・強化を図ることは極めて重要な課題です。そこで、今回は道徳教育の推進を中心となって担う教師(=道徳教育推進教師)による校内授業研究を実施しました。授業では、資料「リンドウの花」を読み、互いの考えを伝え合い、自分とは異なる考えに接する中で、自分の考えをさらに深めていきます。

4年生になったばかりの男の子。とても元気がよく、友達もたくさんいるのですが、心配事があります。それは、お母さんが入院していることです。男の子はお母さんの大好きなリンドウの花を毎日毎日探していました。「大好きな花を見れば、お母さんの病気もきっとよくなるんじゃないかと思うんだ。ぼく頑張って探すからね。待っててよお母さん。」ある日、遠足で出かけた公園にリンドウの花が3本だけ咲いていました。「このきれいなリンドウの花を見たら、きっとお母さん喜ぶだろうなあ。でも、こんなにきれいに整備された花壇、きっとだれかが大切に育てているんだよなあ。」

さて、あなたはリンドウの花をどうしますか? …<きれいな花だから取ってはいけない。><お母さんが元気になってくれそうだから取りたい。>子どもたちの心が大きく揺れ動きます。

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