学校保健委員会「こころの学習会」 5・6年
- 公開日
- 2009/12/11
- 更新日
- 2009/12/11
5年
12月11日。親業訓練インストラクターの寺内早江さんから「自分の思いをじょうずに伝えよう〜友達とうまくやっていくためのじょうずな話し方、伝え方〜」についての話を聴かせていただきました。
コミュニケーションはキャッチボールといっしょです。辞書では、「言葉や文字、身振りなどのいろいろな手段を使って、気持ちや考えを伝え合うこと」がコミュニケーションと書かれています。外見(見た目、しぐさ、表情、態度等)55%、声の調子(声の質、高い低い、大きさ、テンポ等)38%、言葉7%というのが、コミュニケーションの要素です。これらの要素が、同じサインを出していないと相手は信じてくれないのです。自分の姿勢が少し丸くなっているかなと思う時は、胸を張って少し上を向くと、なんとなく気分が変わってきますよ。<こころ>と<からだ>はつながっています。
「ふわふわ言葉」の第一位は「ありがとう」です。自分の言った言葉に責任を持つ必要があります。人は誰でも自分の存在を、自分を見ていてほしい、自分を認めてほしい「分かってほしい」「愛してほしい」「大事にされたい」と思っています。常に「元気な言葉」、「ふわふわ言葉」をほしいと思っているのです。自分の<こころ>に「ふわふわ言葉」が溢れていると“ハッピーの連鎖”が起こります。「ありがとう」を言っていると、自分のところに必ず「ありがとう」が帰ってきます。自分に自信が付き、前向きになれます。
この後、「聞かないワーク」(聞き手は相手の目を見ない、相づちをうたない)、続けて「聞くワーク」を体験。話すには、自分の気持ちが分かっていないと、人には伝えられないものです。感情は、自分の責任で表現できるものです。表現する、しないは自分で決めることができます。自分の気持ちをコントロールできるようになってほしいと思います。「カッ」と来た時、まずは深呼吸、そして考えることです。しずかちゃんタイプ(率直型・さわやかさん)で、相手の話を理解した上で、自分の気持ちや考えをはっきり伝える、お互いを大切にしていたいですね。最後に話すときのコツは、主語を「わたし」「ぼく」にすることです。そして、そんな気持ちになった理由、友達のしていること、言ったことを付け加えるとよいでしょう。
……こころが温かくなった1時間でした。明日のHPでは、第二部の様子をお知らせします。