学校日記

学校保健委員会「子どもの気持ちを大切にした言葉かけ」 PTA

公開日
2009/12/12
更新日
2009/12/11

PTA活動

12月11日。PTA厚生部企画による学校保健委員会第二部を、引き続き親業訓練インストラクター 寺内早江さんを講師に招聘し、開催しました。親業訓練(PET)は、日常生活の中での子どもとのコミュニケーションについて親が学習することです。また、親子の間に問題が起こってからの治療法としてよりも、問題が起きる前の、いわば予防医学的な意味をもつものです。親業は「過程志向型」で、悩みは子どもが自分で解決するのが望ましいと考えます。親はそのための援助をしていくのです。
白いボールを受けたら白いボールで返すことです。親は、得てして自分色のボールにして、とげとげのついたボールにして返してしまいがちです。悩んでいる子どもに対して、こんないい方法があるよと伝えたいと思っても、悩んでいる子は受け付けることができないでしょう。まずは、聞くことのできるように悩んでいる子どもの一杯になっている器から水を減らしてあげることです。…他人の話なら丁寧に聞こうとしますよね。「子どもも他人だからちゃんと聞こう」といった姿勢が大切です。子どもの話を聞く時は、同じ目線でしゃべりやすい、聞きやすい、心理的レベルをイーブンにしておいてください。
…二人組になり、「私は誰が何と言おうとも、自分のここが好き」や「最近悩んでいること」について語り合い、互いの距離が随分縮まったように感じました。委員会終了後も、しばらく話の輪が続き、充実した時間を過ごすことができました。