学校日記

お椀のヒミツ

公開日
2010/01/25
更新日
2010/01/25

児童会

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1月25日。給食委員会の発表後、“お椀のヒミツ”について学びました。
校長講話より…
今週は、学校給食週間です。献立表をみると、「ひきずり」「五目きしめん」といった郷土料理がいただけるようです。感謝の心をもち、おいしくいただきたいと思います。
さて、今朝は“お椀”に隠されたヒミツの話です。みそ汁などをいれるお椀の大きさはどれくらいかなあ。右手と左手の人差し指と親指どうしを合わせて、丸に近い形をつくってみてください。お椀の直径は、この指先でつくった丸に同じぐらいで、ふつう4寸(約12cm)。大人の人が楽に片手でもてる大きさになっているのです。女性には少し大きすぎるので、3寸8分(約11.5cm)のものが多いようです。次にお椀の高さ…。高さは、やはり大人が手のひらにすっぽり入るように工夫されていて、直径の約半分なのです。さらに、お椀の底には台がついています。この高台とよばれるものは、まるいお椀がぐらぐらしないようにつくられていますが、ちょうど指1本分の高さとなっています。食事をおいしくいただく器にも、日本人の知恵が詰まっているのです。
もうひとつ。食器を乗せて持ち運びするお盆の大きさも、昔の人が両手を開いて何かをしようとするとき、一番持ちやすい長さになっています。(ふつうは、1尺2寸=約36cm)そして、このお盆をもった人が、らくにすれ違うことができる幅として廊下の幅もおよそ3尺(約90cm)とされていたのです。皆さんの周りの生活用品には、くらしやすいように工夫された日本の文化が隠されているのです。
ちょうど今は、「長さ」や「重さ」について算数で学習している人もいますよね。いろいろなモノの「長さ」や「重さ」を調べて、隠されたヒミツを探してみるのもよいでしょう。