学校日記

8月9日 お年寄りの方から、子ども時代のお話を聞かせていただきましょう。

公開日
2010/08/10
更新日
2010/08/10

1年

 今日は、8月9日、65年前に長崎に原爆が投下された日です。この時期になるとテレビ等で「戦争」をテーマとした番組が特集されます。「戦争」は、みなさんにとって、テレビ番組や写真でしかわからないことですが、身近にいらっしゃるおじいさんやおばあさん方は、実際に戦争を体験をされた方もあるかもしれませんね。今のこの平和も、多くの方々の犠牲の上にあることを決して忘れてはいけないでしょう。「凧になったおかあさん」という本があります。熱い戦火の中、全身で自分の子どもを守るお母さんを描いたお話です。作者の野坂昭如さんの作品には、この他に「火垂るの墓」や「僕の防空壕」などがあります。本だけでなく、お年寄りの方々からもぜひ、この頃のお話を聞かせていただいてください。
 低学年の課題図書「むねとんとん」は、物忘れがどんどん激しくなっていく、くまのおばあさんが、すてきな思い出を忘れないように「むねをとんとん」して、心の中にしまっていくお話です。最後に、孫のくまくんが、「僕がしっかり覚えていくから、もうむねとんとんしなくてもいいよ!」とおばあさんを励まします。とても、心が温かくなるお話です。この夏休み、多くの人と関わったり、本を読んだりして自分の世界を広げてください。