鏡開き
- 公開日
- 2018/01/11
- 更新日
- 2018/01/11
その他
今日、1月11日は、「鏡開き」の日です。
お正月は「年神様」をお迎えする行事です。その年神様へお供えする「鏡餅」は、年神様のより所でもあります。「鏡開き」は、その鏡餅を「開く」ことで年神様を見送り、お正月に一区切りつけるという意味の行事です。さらに、年神様の力が宿った鏡餅をいただくことで力を授けてもらい、一年間の無病息災を願います。
はるか昔は、1月20日に行われていましたが、徳川3代将軍である「家光」が「4月20日」に亡くなったため、月命日である「20日」をさけて、11日に行うようになりました(地方によっては、15日や20日に行うところもあります)。
また、鏡餅を細かくするのに、包丁を使って「切る」ことはしません。「切る」というのは切腹を連想させて縁起が悪いため、縁起の良い「末広がり」を意味する「開く」ということばを使い「鏡開き」と言います。実際の作業は、手で砕いたり、木槌などで叩いてひびを入れたりし、細かくします。
その昔は、この時季が、正月の区切りとして、仕事始めにしていたのだそうです。
「剣道」などで、新年の道場開きに「鏡開き」をしたり、お餅を入れたお汁粉などをふるまったりするのは、その名残と言われています。
しかし、現代では、この頃には、鏡餅に「カビ」が入り、食べることができなくなるため、食べるタイミングを前倒ししたり、四角いパック餅が鏡餅のパッケージに収まっていたりという世の中になりつつありますね^^