毒痛み (どくだみ)
- 公開日
- 2018/05/19
- 更新日
- 2018/05/19
校庭の自然
校庭の,イチョウの近くにある,カエデの根元に生えています。
■ 学名 Houttuynia cordata:ドクダミ科 Houttuynia : ドクダミ属
・Houttuynia は,18世紀のオランダの医師で,植物学者の「Houttuyne さん」の名前にちなむ。
・「毒痛み」は,ハート型の葉の先端に十字型の白い花を咲かせる。道端のちょっとしたところで,この時期よく見かける。
・花びらがたくさんある,「八重毒痛み(やえどくだみ)」という品種の花もある。
■ 開花時期 5/20 〜 6/末頃。
■ 名前の由来
・「毒」を「矯める(ためる=収める)」,毒を止める効能があるところからの命名。
・葉,地下茎は漢方薬になる。 (「どくだみ茶」というのがあります)
■ 別名「十薬」(じゅうやく)
・10種類の効能があるところから。
■ ドクダミの効能と副作用
・効能
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは,「十薬(じゅうやく)」という名前の生薬として知られています。煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防,解熱,解毒の効果があるとされています。これは,ドクダミにラウリンアルデヒドといった抗菌作用のある成分や,クエルシトリンやカリウム塩といった利尿作用のある成分が含まれているためです。
・副作用
ドクダミ茶は利尿作用や便を柔らかく作用があるため,たくさん摂取すると下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。また,尿が頻回になることで,大切な場面で支障をきたすことも。また,カリウム塩を多く含んでいることから,腎臓の悪い方は上手に排出できず,不整脈や心不全の危険性があります。



