学校日記

キンモクセイの2度咲き

公開日
2018/10/01
更新日
2018/10/01

校庭の自然

古北小の校庭には,2本の金木犀があります。公民館の駐車場にもありますね。
今年も花を咲かせ良い香りを漂わせています。

キンモクセイの開花にはピークが2度あるようで、それを「2度咲き」と呼んでいます。
平年ではキンモクセイの開花は9月下旬から10月中旬が開花期ですが、その年の気候により開花日が前後します。

京都府立植物園ボランティア「なからぎの会」の木本開花調査グループでは、平成8年からサクラ、ツバキなどの樹木約300個体の開花調査を継続して実施しています。
その調査の中で、キンモクセイの開花日のもっとも早い年で9月19日、遅い年で10月11日で、開花終了日はそれぞれ10月1日と10月30日になっています。開花期間については最短で12日、最長で35日で、平均すると開花期間は18.6日という記録です。

はっきりとした「2度咲き」が記録されているのは1996年と2009年ですが、開花期間が長いければ、開花のピークが2度あることはよくあることです。その原因についてははっきりしたことはわかりませんが、開花が早い年に寒波などの影響で開花が一旦、止まってしまい、そのあと温暖な日が続くと再度開花がスタートするのではないかと思われます。

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