学校日記

これ,なあに?

公開日
2018/10/06
更新日
2018/10/06

校庭の自然

1年生の教室の南側の草原に,こんな土のつぶつぶの山を見たことがありますよね。
これはなんだか知っていますか?

答えは,「ミミズの糞の山です。」

■ミミズが菜園に生息することで…

土が肥沃になり、病原菌をミミズが食べ、野菜に発生する病気も減します。
またミミズが増えると野菜の毛細根が増えるそうで,肥料成分の吸収が良くなる効果もあるそうです。
水田にイトミミズが多く生息するようになると、糞が泥になって雑草の発芽を抑え,除草効果もあるそうです。
いいことばかりのミミズですが,雨の後、こんなミミズの糞の山が、あちこちで見られます。

このミミズの糞は、乾燥すると団粒状態になり,土を軟らかくする効果もあるようです。

畑の黒い黒ビニール(マルチ)をめくってみると,無数に空いた穴があり,フトミミズの通路になっています。

普通は,雨が降ると土が固まってしまいます。「雨降って地固まる」(揉め事の後は、かえって良い結果や安定した状態を保てるようになることのたとえ。)と言いますね。本来の意味ではありませんが・・・
大雨が降ったあとでも,排水が良くなったのは、この通路から雨水を吸い上げるようになったからです。

フトミミズは有機物と土を食べながら土の中に潜り、土を耕して「土ごと醗酵」をしてくれます。

生ゴミや堆肥の分解は…シマミミズの方が得意分野です。稲藁、米糠、畜産堆肥も好きで…分解を助ける効果が高く、「堆肥ミミズ」とも呼ばれているそうです。

この黒ビニールのマルチの下には…ミミズの空けた穴に、無数のダンゴムシが住み着いています。捕まえると丸くなるので…こちらでは「マルムシ」と呼んでいます。腐食した堆肥も食べますが…発芽したばかりの野菜苗、苔なども好きで益虫とはいえないのですが、

ミミズは1日に、体重の培の糞をするそうで,地表に見える糞は2割、8割の糞は地中で用を足しているそうですよ。

ミミズの糞…「黄金の土」とも呼ばれるそうです。

出典:癒し草https://blogs.yahoo.co.jp/iyashigusa/32216672.html


フトミミズ科 > アズマフトミミズ属 > クソミミズ Amynthas hupeiensis (Michaelsen, 1895)

■一種の不快な臭気があることがクソミミズ (糞ミミズ) という和名の由来になっています。なお、この臭気のために魚の餌に適さないとされています。

■分布
北海道南部から本州、四国、九州、壱岐に広く分布すます。ただし、東北地方では太平洋側に分布し、日本海側からは確認されていません。

本種が長江周辺及び日本中部に分布することから、人為的に日本に移入されたと推定しされています。

出典:「日本産ミミズ大図鑑」https://japanese-mimizu.jimdo.com/ミミズの分類/

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