【校長日記】奇跡の空間
- 公開日
- 2019/03/02
- 更新日
- 2019/03/02
校長日記
昨日の卒業生を送る会 はすごかった。
奇跡の空間が現れました。
そのスタートは入場から。
6年生と1年生が手をつないで入場します。
最後のステージ前では、笑顔で手を振りながら分かれていきます。
その何気ないシーンが、会場を温かくしてくれました。
代表あいさつも見事でした。
その後の1年生から始まった各学年のクオリティが高い。
特に合唱のレベルが学年を追うごとに上がっていきます。
練習では決して出せない、本番ならではの歌声です。
前の学年の歌を聴いて、そして6年生への思いも重なって、歌に情感が加わります。「音」が「音楽」になっていくのです。
思い出のアルバムは、プロ並みの編集で、ドラマを見ているようでした。
これが、「思い」に拍車をかけます。
そこで出てきたのが5年生の合唱。
これまでの流れに乗って、声が伸びていきます。
6年生代表あいさつも、次の歌を弾き出すのに十分な気持ちを感じました。
満を持して6年生の歌が始まります。
6年生の歌の素晴らしさは学習発表会でわかっていますが、昨日の歌は「発表会」ではありません。
5年生までの思いに応える歌でした。発表を超越するレベルです。
ここでの全校合唱。ここで奇跡の空間が生まれました。
合唱は技術がなければ歌えません。
その技術の習得が学習であり、その主な場が授業です。
しかし、本物の合唱は技術だけでは弱いのです。
「思い」が必要なのです。
昨日は、その「思い」が、会の進行と共に自然と醸成されていきました。
平成30年度の布袋小学校。
3月1日に、その最高の場面が現れました。
このまま、卒業式まで気持ちを整えていきます。