「始業式の話」の意図は・・・
- 公開日
- 2015/04/07
- 更新日
- 2015/04/07
校長日記
始業式では、校長として次の(ような)話をしました。
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今日から、平成27年度の布袋小学校がスタートです。全校生徒799名です。
こんな学校になったらいいなと思うことがあります。
それは、ポカポカ、ワクワク。
ポカポカとは、温かい雰囲気を作り合うということです。
そのために大切なのは、たとえば「あいさつ」。
「おはよう、どうぞ、ありがとう」です。
先生からいただいたプリントを友達に渡すとき、「どうぞ」、もらった人は「ありがとう」。ポカポカしてきます。
ワクワクは、明日が待ち遠しいということです。
明日も学校へ行きたいな。早く先生や友達に会いたいな。
今日の算数の続きを聞きたいな、ということです。
ポカポカ、ワクワク。そんな学校にしていきましょう。
さて、昨日の入学式で、一年生に「学校は決まりや約束を勉強するところ」といいました。
ほてっ子の約束が、「み・そ・あ・じ・は」です。
それでは2年生から6年生の人に聞いてみます。自分が一番得意、できていると思うものに1回だけ手を上げてください。
【み】身支度を整える(少数)
【そ】そうじをしっかりする(まあまあ)
【あ】あいさつができる(かなり多数)
【じ】時間を守る(まあまあ)
【は】話をしっかりと聴く(やや少数)
ありがとう。あいさつが多いようですね。
次に、自分ができていないも、がんばらなければならないものに手を上げてください。
【み】身支度を整える(かなり多数)
【そ】そうじをしっかりする(まあまあ)
【あ】あいさつができる(やや少数)
【じ】時間を守る(まあまあ)
【は】話をしっかりと聴く(まあまあ)
ありがとう。
まずは、これをやりましょう。
話す人の目を見て聞きます。
みんなの方を見て話します。
4月、5月でしっかりとできるようにしましょう!
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【話の意図】を解説します。
「ポカポカ・ワクワク」はイメージです。目標でもあります。
これに対して、「あいさつ」は手段です。
目標のために手段があるのです。
「あいさつ」も含めて、温かい関係を作り合うことに努めることが、学び合いにつながり、いじめの撲滅にもつながります。
温かい人間関係づくりが目標であり、それが学級経営の基盤となるのです。
ワクワクは、「児童が通いたくなる学校」のイメージです。
これは、教師側の目標でもあります。
授業を工夫して知的好奇心を高め、「わかる・できる」授業で満足感を与える、そんな授業を目指します。
「み・そ・あ・じ・は」は、子供たちに得意・不得意を尋ねました。
その意図は?
昨年までも、「み・そ・あ・じ・は」については、何度も話を聞いてきたと思います。
大切なことは何度聞いても良いのですが、「またか・・・」と思われたら残念です。
そこで、自分で自分を評価し、その結果を挙手することを求めたのです。
これにより「またか・・・」感はなくなります。
さらに、児童が自己を振り返り、私も現状を把握することができます。
1年生や転入生にも印象に残り、明日へつながるのです。
そして最後に、最重点目標を述べました。
「話す人の目を見て聞きます。みんなの方を見て話します。」
2ヶ月でできることを目指します。
授業参観におみえの際は、この点にご注目ください!