謙虚であれ!
- 公開日
- 2015/04/15
- 更新日
- 2015/04/15
校長日記
昨日は、愛知県吹奏楽連盟 西尾張支部の研修会・総会がありました。
今年度は、私(校長)が支部長を務めることになりました。
吹奏楽の世界は、運動部に負けないくらい、厳しい勝負の世界があります。
もちろん、吹奏楽の主目的は、美しい音楽を創り上げ、豊かな情操をはぐくむことにあります。そして、生涯、音楽を楽しむような人になってくれることを願っています。
しかし、音楽を極めるためには、コンクールという場が重要なのです。
1曲に対して、とことん楽譜を読み込み、一つのフレーズを何十回、何百回と練習し、完璧を期すために努力する経験は、とても大切なことなのです。
厳しい勝負の世界とは、そのコンクールのことなのです。
支部大会のうち、わずかが県大会に出場し、その中の一部が東海大会、そしてその一部が全国大会へと駒を進め、その全国でも、金・銀・銅の評価がされるのです。
昨日の研修会の中で、講師の斎藤和憲先生が、全国大会出場校の指導者にアンケートをした結果を紹介していただきました。
今では、休みなく毎日遅くまで練習している学校はほとんどありません。
限られた時間を有効に活用し、効果的な練習方法を工夫しています。
スポーツ同様、かつての根性主義ではなく、指導法が研究されているのです。
その指導者に共通していることがあります。
謙虚であることです。
全国レベルの指導者に、愚痴や不平不満を述べる人はいません。
威張ったり、上からものを見たりするような人はいないのです。
口から出るのは、常に、学校や地域、行政への感謝の言葉であり、自分たちは恵まれているととらえています。
さらに、地域や、地域内の他の学校との連携を大切にしています。
「音楽を愛する仲間同士」として、互いにアドバイスし合っているのです。
これは、吹奏楽の世界だけに限りません。
指導にあたる者、すべてに共通することでしょう。
「謙虚」であれ!
大切にしたい言葉です。
画像出典
朝日新聞 全日本吹奏楽コンクール 全国大会プログラム(高校)
http://www.asahi.com/edu/suisogaku/brass/record/2014/highschool.html